
30秒でわかる
- 外では2時間ごと、そして泳いだり汗をかいたりタオルで拭いたりしたら、すぐに塗り直し
- アメリカの表示の「耐水性(Water Resistant)」は40分か80分の試験を受けたという意味で、完全に水に強い日焼け止めはありません
- 日の当たる窓から離れたデスクワークの日?2019年の研究では、朝しっかり塗った日焼け止めの大部分が、午後4時にもまだ残っていました
- メイクの上からは、乳液タイプを押さえるようにのせるか、スティックを。パウダーやミストはおまけと考えて
- 一日の早いうちに2回目を重ねれば、1回目が薄かった分をカバーできます
日焼け止めの塗り直しは、外にいるならいつでも「2時間ごと」と覚えておきましょう。泳いだり汗をかいたりしているなら、もっと早めに。これはアメリカ食品医薬品局(FDA)のアドバイスで、イギリスの国民保健サービス(NHS)は、タオルで拭いたあとや、こすれて落ちるようなことがあったら、すぐに塗り直すよう付け加えています。SPFが高くても、そのぶん時間がのびるわけではありません。FDAによると、SPFは日に当たっていられる時間と直接は関係しないので、SPF50もSPF30と同じペースで塗り直します。
日焼け止めを塗り直す必要があるのはなぜですか?
朝に塗った日焼け止めには、3つのことが起きます。ひとつは、手や襟、バッグのストラップ、スマホにこすれて取れること。ふたつめは、汗や水で流れ落ちること。そして3つめに、ほとんどの人はそもそも薄く塗っていることです。皮膚科学の研究者ペーターセンとウルフが、実際の日焼け止めの使われ方を調べた研究をまとめたところ、ふつうに塗られている層は、SPFの試験で使う量の5分の1から半分ほどでした。
同じレビューには、ほとんど誰も言わない、いちばん役立つ塗り直しのコツがのっています。出かける前に日焼け止めを塗って、最初の1時間以内にもう一度重ねること。早めに塗り直すと、1回目が薄かった分をある程度おぎなえることを著者たちは見つけていて、2回目に塗るときには、1回目の塗り残しもカバーできます。
室内でも、日焼け止めの塗り直しは必要ですか?
たいていは必要ありません。2019年の試験で、タイで室内で働く20人が、朝8時に試験と同じ量(1グラム、つまり1cm²あたり2mg)の日焼け止めを顔に塗りました。日焼け止めには紫外線ライトで光る色素が混ぜてあり、参加者が一日のうち屋外にいたのは1時間未満です。午前10時までに約16%が落ち、そのあとはほとんど減らず、午後4時までに落ちたのは合計で28%でした。研究者たちは、朝にじゅうぶんな量を塗った室内勤務の人は、塗り直さなくてもいいかもしれないと結論づけています。
ただし、大きな注意点がふたつあります。参加者は最初にしっかり試験の量を塗っていましたが、ほとんどの人はそこまで塗っていません。また、窓際で直射日光を浴びて座っている人は調べていません。なので、デスクワークの日は、2時間ごとのアラームはいりませんが、UV指数がまだ3以上なら、昼休みの散歩や帰り道の前に塗り直しましょう。ガラス越しに直射日光が当たる席は、外にいるのと同じと考えてください。
水に強い日焼け止めは、どれくらいもちますか?
アメリカの表示では、「耐水性(Water Resistant)」にはっきりした意味があります。試験を受けたうえで、泳いだり汗をかいたりしても40分もつのか80分もつのかを表示しなければならず、FDAは、完全防水(ウォータープルーフ)の日焼け止めというものはないと、はっきり言っています。そしてNHSは、みんなが見落としがちな点を付け加えています。耐水性の日焼け止めでも、水から上がったらすぐに、そしてタオルで拭いたあとにもまた、塗り直しが必要です。こすると一緒に取れてしまうからです。
メイクの上から日焼け止めを塗り直すには?
メイクの上からの塗り直しで目指したいのは、メイクを拭き取らずに、ちゃんとした量の日焼け止めをのせることです。まずティッシュで皮脂や汗を押さえてから、タイプを選びましょう。ただし、タイプによって効果はまったくちがいます。Lab Muffinのミシェル・ウォンは、その理由をこうまとめています。守る力は塗った量に比例するのに、ほんの少ししかつかないタイプもある、と。
ちゃんと塗り直しになるアイテム
乳液タイプを押さえるように
- どの方法よりも高い効果
- クッションパフか清潔なスポンジで、こすらずに押さえるようにのせる
- ウォンのおすすめ。薄いクッションパフのほうが、メイク用スポンジより吸い込む量が少ないため
スティック
- 鼻、頬、耳、生え際にさっと塗れる
- 薄くしかつかないので、それぞれの場所で何度か往復させる
- ファンデーションの上では、メイクがよれないように軽い力で
塗り直しには数えられない、おまけのアイテム
パウダー
- テカリを抑えるのにぴったり
- ウォンの見積もりでは、SPF50のパウダーをふつうに使うと、SPFは約5.5
- ちゃんと塗り直した上に重ねるもの
ミストやスプレー
- 暑い日には、さっぱりして気持ちいい
- ウォンの試験では、顔用スプレーのうち顔についたのは5分の1から9分の1だけ
- FDAは、スプレーの日焼け止めを顔に直接吹きつけないよう言っています
海では、日焼け止めをどれくらいの頻度で塗り直せばいいですか?
ビーチの日、塗り直しのタイミング
- 出かける前
日差しの下に出る前に、家でしっかり全身に塗りましょう。耳、足、首の後ろも忘れずに。
- 最初の1時間以内
塗り残しや薄いところに、2回目を重ねます。
- 泳ぐたびに
耐水性のものでも、水を拭いたらすぐに塗り直します。
- 陸にいるときは2時間ごと
顔、耳、肩、足の甲、髪の分け目に。
- お昼前後
いちばん日差しが強い時間は、パラソルの下や日陰に移動しましょう。
思っているより多めに持っていきましょう。全身にひと塗りするだけでも、ほとんどの人が出す量よりずっと多く必要です。一日じゅう出かけますか?Nubiaの「外出時の日焼け止め」のリマインダーが2時間を数えて、塗り直しのタイミングを知らせてくれますよ。
子どもの日焼け止めは、どれくらいの頻度で塗り直せばいいですか?
大人と同じペースです。外では2時間ごと、そして泳いだりタオルで拭いたりするたびに。子ども用プールで遊ぶ日は、何度も休憩をはさむことになるかもしれませんね。生後6か月未満の赤ちゃんは別です。FDAは赤ちゃんへの日焼け止めをすすめておらず、いちばんの対策は日に当てないこと、特に午前10時から午後2時の間は、としています。
安全のためのメモ: スプレーの日焼け止めは燃えやすいことがあるので、ラベルを確認して、バーベキューのグリルやろうそく、タバコに近づけないでください。また、顔に直接吹きつけるのは絶対にやめてください。
塗り直しのよくある質問
日焼け止めを塗り直す前に、顔を洗ったほうがいいですか?
いいえ。皮脂や汗を押さえてから、新しい日焼け止めを上に重ねましょう。先に洗うと、まだ残っている日焼け止めまで落としてしまいます。
泳いだり汗をかいたりしなくても、塗り直しは必要ですか?
外にいるなら、必要です。乾いた日でも日焼け止めはこすれて落ちますし、塗り残しも出ます。だから、FDAの「2時間ごと」のアドバイスは、どちらにしても変わりません。
冬も日焼け止めの塗り直しは必要ですか?
UV指数が3以上の中で何時間も外にいるなら、または雪の上にいるなら、必要です。UVが低い日のちょっとした散歩なら、必要ありません。
紫外線、かんたんに
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出典
- Sunscreen: How to Help Protect Your Skin from the SunU.S. Food and Drug Administration、閲覧日:2026年11月5日
- Sunscreen and sun safetyNHS、閲覧日:2026年11月5日
- Sunscreen application to the face persists beyond 2 hours in indoor workers: an open-label trialJournal of Dermatological Treatment (Rungananchai C et al., 2019)、閲覧日:2026年11月5日
- Application of sunscreen: theory and realityPhotodermatology, Photoimmunology & Photomedicine (Petersen B, Wulf HC, 2014)、閲覧日:2026年11月5日
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