解説 · 紫外線、かんたんに · 全4回中3回目

UV指数とは?数字ごとの意味と、日焼け止めが必要になる目安

その日のピーク時に、日差しがどれだけ強く肌に当たるかの予報で、3からは日焼け止めなどの紫外線対策が大事になります。段階ごとの意味と、数字に隠れた意外な落とし穴を紹介します。

真昼の強い日差しが、明るい石の上の背の高い水のグラスの下に短くくっきりした影を落とし、そばに緑の葉と白いクリームの小皿があります。
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30秒でわかる

  • UV指数は、肌にダメージを与える紫外線の強さを示す数字で、ふつうはその日のピーク時の値です
  • 3以上になったら、日陰、帽子、日焼け止めの出番です
  • ピークは、太陽が南中する時刻をはさんだ4時間です
  • 気温では変わりませんが、標高、雪、水辺では、実際に浴びる量が増えます
  • 肌が日焼けして黒くなったなら、それは肌にダメージを与えるほど紫外線が強かったということです

UV指数(UVインデックス)は、今いる場所の地上に、肌にダメージを与える紫外線がどれだけ届いているかを、ひとつの数字で表したものです。世界保健機関(WHO)がほかの国連機関と一緒に作ったもので、どの国でも同じように読めるようになっています。0から始まって、上限は決まっていません。数字が大きいほど、紫外線が肌や目に与えるダメージは大きくなり、ダメージを受けるまでの時間も短くなります。3以上になったら、肌を守りましょう。

UV指数の数字は、それぞれ何を意味しますか?

UV指数の段階と、やること

UV指数

  • 0から2:弱い
  • 3から5:中程度
  • 6から7:強い
  • 8から10:非常に強い
  • 11以上:極端に強い

やること

  • 色白の肌でもリスクは小さいので、日焼け止めはたいていお好みでOK
  • 昼前後は日陰に入り、肌をおおう服、帽子、広域スペクトルの日焼け止めを
  • 同じ対策をして、昼前後は日陰をしっかり意識する
  • できれば昼前後の日差しは避けて、日陰、服、帽子、日焼け止めはすべて必須
  • 「非常に強い」と同じ対策で、肌がダメージを受けるまでの時間がさらに短い

この5つの呼び方は、WHOのUV指数の実用ガイドから来ていて、段階ごとに緑、黄、オレンジ、赤、紫の色も決められています。天気アプリでUV指数に色がついていたら、それがこの色の意味です。アドバイスは3段階(3未満、3から7、8以上)に分かれていて、朝のケアにいちばん関係があるのは3という線です。

目盛りは、まっすぐ一直線に上がっていきます。WHO自身の計算式では、1ポイントごとに日焼けを起こす紫外線の量が同じだけ増えるので、UV10の午後は、UV5の午後の2倍の日焼けパワーがあります。

UV指数がいくつになったら日焼け止めが必要ですか?

3からです。それより低ければ、とても色白で日焼けしやすい肌でも、短期的にも長期的にも紫外線によるダメージのリスクは限られている、とWHOは言っています。Nubiaの「今日」タブも、このルールに沿っています。今いる場所のUVを表示して、その日のピークが3未満のときだけ、日焼け止めをお好みでOKとしています。

とはいえ、3未満でも肌を守ったほうがいい場面がいくつかあります。レチノイドや角質ケアの酸を使っているとき、何時間も外にいるとき、そして、浴びる紫外線が予報より強くなる雪の上や水辺です。3以上の日は、日焼け止めは対策のひとつ。日陰、帽子、サングラスとセットで考えましょう。

UV指数で、日焼けするまでの時間がわからないのはなぜですか?

日焼けするまでの時間の早見表を探す人はたくさんいますし、以前はUV指数と並べて日焼けまでの時間を発表していた国もありました。でもWHOのガイドは、これをすすめていません。日焼けまでの時間を、何も対策せずに日に当たっても安全な時間だと受け取ってしまう人がいるからです。皮膚がんや肌の老化につながるダメージは、肌が赤くならなかった日にも積み重なっていきます。オーストラリアのがん協会(Cancer Council Australia)はもっとはっきりしていて、UV3以上なら、対策なしでたった15分浴びるだけで、肌のダメージが始まるとしています。

UV指数がいちばん高くなるのはいつですか?

太陽がいちばん高くなる、南中時刻のあたりです。WHOは、1日のピークを南中時刻をはさんだ4時間としています。南中時刻は、住んでいる場所や、サマータイムで時計が進んでいるかどうかによって、正午から午後2時の間のどこかになります。予報の数字はたいていこのピークの値なので、朝早くや夕方は、それより低くなります。

アプリが手元にないときは、米国環境保護庁(EPA)の「影のルール」を使いましょう。自分の影が身長より短ければUVは高いので、日陰に入って日焼け止めを塗ります。影が身長より長ければUVは低めで、朝早くや夕方によくある状態です。

UVは季節によっても変わり、熱帯以外では夏にピークになります。そして、赤道に近いほど高くなります。ただし、UVが連動するのは気温ではなく太陽の高さです。オーストラリアのがん協会によると、気温はUVにまったく影響しません。だから、肌寒い春の午後でも日焼けすることがあるんです(春の日差しについては別の記事があります)。

UVが予報より強くなるのは、どんな場所ですか?

UV指数は、平らで開けた場所の紫外線を表しています。実際に顔に届く量は、どこに立っているかで変わります。

大きいのは、標高と雪のふたつです。WHOによると、標高が1,000メートル上がるごとに、UVは約10%から12%強くなります。空気が薄いほど、吸収される紫外線が少なくなるからです。そして新雪は、紫外線を最大80%もはね返します。

水辺や砂浜でも強くなります。海の泡は約25%、乾いた砂浜は約15%の紫外線を反射し、水の中にいても、守られるのはほんのわずかです。雲は場合によりけりで、オーストラリアのがん協会によると、厚い雲はかなりの量をさえぎりますが、薄い雲だとたくさん通してしまいます。

スキーの日に当てはめてみましょう。予報は谷のふもとの町の数字で、リフトで1,000メートル上がるとします。高さの分でざっと10%増え、さらに新雪が紫外線をあごの下や鼻にはね返します。WHOのガイドでは、雪の反射で全体に浴びる量が2倍になることもあり、特に標高が高い場所ではそうだとしています。温度計が何度を示していても、その日はSPF50と、ゴーグルか顔に沿うサングラスの出番です。

UV指数3でも、肌は黒く日焼けしますか?

はい、そしてそれこそが問題です。肌が黒くなったなら、それは肌にダメージを与えるほど紫外線が強かったということ。WHOは、日焼けで肌が黒くなるのは、それ以上のダメージから体が身を守っている状態だと説明していて、色白の肌がこんがり黒くなっても、得られる防御はSPF4程度にすぎないとしています。つまり、UV指数に「安全に焼ける数字」はありませんし、旅行前に肌を焼いておく「ベースタン」も、日焼け止めの代わりにはなりません。

安全のためのメモ: 雪の上や水辺では、肌だけでなく目も紫外線でやけどすることがあります。日差しの強い日に出かけるときは顔に沿うサングラスをかけて、日に当たったあとに目が赤くなったり、ゴロゴロしたり、痛んだりしたら、医師に診てもらってください。

UVのよくある質問

UV指数は予報ですか?それとも今の測定値ですか?

たいていは、その日のピークの予報です。WHOは予報を出す側に、雲の影響も入れること、そして雲を入れていない予報には「晴天時」のUVと明記することを求めています。その数字は、雲のない日の値として読みましょう。

日焼け止めを塗っていれば、UVが高い日も長く外にいられますか?

いいえ。日焼け止めを、強い日差しの下にいる時間を延ばすために使うべきではないと、WHOははっきり言っています。UV指数が8以上の日は、昼前後は日陰で過ごす予定にしましょう。

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出典

  1. Global solar UV index: a practical guideWorld Health Organization、閲覧日:2026年11月5日
  2. Radiation: The ultraviolet (UV) indexWorld Health Organization、閲覧日:2026年11月5日
  3. Ultraviolet radiationWorld Health Organization、閲覧日:2026年11月5日
  4. UV Index ScaleU.S. Environmental Protection Agency、閲覧日:2026年11月5日
  5. UV IndexCancer Council Australia、閲覧日:2026年11月5日

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