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化粧品の成分表示の見方:成分リスト、うたい文句、使用期限

成分の順番、1%ルール、無香料と無臭の違い、開封マーク、誰もチェックしていないうたい文句。ボトルの裏を1分で読むために必要なことを、全部まとめました。

石の上で、シンプルなすりガラスの容器が光を受け、そばに小さな虫めがねと淡い色の植物がいくつかあります。
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30秒でわかる

  • 成分は多い順に並びますが、1%以下のものはどんな順番で書いてもかまいません
  • 「香りなし(無臭)」より「無香料」を。香りなしでも、においを隠すための香料が入っていることがあります
  • 「低アレルギー性」や「ナチュラル」にはFDAの定義がないので、ブランドが自由に使える言葉です
  • 12Mの容器マークは開封後12か月以内に使うという意味で、アメリカでは日焼け止めに本当の使用期限の表示が義務づけられています

まずは裏側から。成分リストは量の多いものから少ないものへ並んでいるので、リストの上のほうを見れば、その製品がおもに何でできているかがわかります。それから、あと3つ確認しましょう。あれば「Active Ingredients」の欄、香料の表示、そして日付です。表側に書かれていることはすべてブランドの売り文句で、その中には法律上まったく意味のない言葉もあります。

化粧品の成分表示の見方

米国のFDAのルールは「配合量の多い順」で、いちばん多いものが最初にきます。ただし例外がふたつあって、リストの最後のほうは少しわかりにくくなります。1%以下のものは、ほかの成分のあとならどんな順番で書いてもよく、着色剤は量に関係なくいちばん最後に書くことができます。なので、リストの最後の成分がいちばん少ないとは限りません。1%以下のグループのどこかにある、というだけで、その境目はラベルには書かれていません。

順番でわかるのは入っている量で、どれだけ効くかではありません。1%を大きく下回る量で役割を果たす成分もありますし、最初の数行は水や、クリームのテクスチャーをつくる成分であることがよくあります。順番からわかるのは、表側でアピールされている主役の成分が、リストの上のほうにあるのか、防腐剤にまぎれているのかということです。

日焼け止め、ニキビ治療薬、SPF入りの保湿クリームなど、米国で医薬品にもあたる製品は、医薬品の成分が「Active Ingredients」として最初に書かれ、それ以外はそのあとに「Inactive Ingredients」として続きます(理由は有効成分の回で説明しています)。「inactive(不活性)」という言葉に惑わされないでくださいね。「医薬品の部分ではない」という意味でしかなく、保湿成分や防腐剤はここに入っています。

EUでは、すべての成分が国際的な標準名であるINCI名で書かれ、リストはやはり量の多いものから少ないものへ並びます。ヨーロッパのボトルで、水が「aqua」、香料が「parfum」と書かれているのはそのためです。

無香料と無臭(香りなし)の違いは?どっちを選ぶ?

肌が反応しやすいなら、無香料を選びましょう。FDAは、「unscented(香りなし)」と表示された製品にも、ほかの成分のにおいを隠すために、香りとしては気づかない程度の香料成分が入っていることがあると注意しています。また米国の成分リストでは、何種類もの香料を混ぜたものが「fragrance」のひと言で書かれることもあります。

やっかいなのが精油です。精油には規制上の定義がなく、法律では植物由来の成分もほかの成分と同じように扱われます。なので、「香料」という言葉を書かずに、ラベンダーやかんきつ類の精油で香りをつけている製品もありえます。敏感肌なら、「香料」という言葉だけでなく、精油の名前もチェックしましょう。

低アレルギー性、ノンコメドジェニック、皮膚科医テスト済みってどういう意味?

聞こえるほどの意味はありません。FDAによると、「hypoallergenic(低アレルギー性)」には連邦政府の基準も定義もなく、それぞれの会社が好きな意味で使える言葉で、会社がFDAに証拠を示す必要もありません。ブランドが反応の起きにくさを目指した、というヒントとしてはいいのですが、反応が起きないという約束ではありません。

「ノンコメドジェニック」は、毛穴をつまらせないようにつくられた製品という意味で、ニキビができやすい人が選ぶ目安にするのは、今も理にかなっています。ただ、ひとつの成分だけで判断しないでください。毛穴のつまりやすさの評価は、もともと動物に原料をそのまま使う試験から始まったもので、2006年に学術誌『Journal of the American Academy of Dermatology』に掲載された小規模な研究では、「コメドジェニック」とされる成分を使った完成品が、必ずしもコメドジェニックではないことがわかりました。長い成分リストの中のオイルひとつに警告を出すアプリは、あなたの製品ではなく、その成分を評価しているだけです。

「皮膚科医テスト済み」は、皮膚科医がテストに関わったということです。どんなテストだったのか、何人が参加したのか、どんな結果だったのかはわかりません。「ナチュラル」や「クリーン」は宣伝のための言葉です。FDAによると、「ナチュラル」にはFDAにも米国農務省(USDA)にも正式な定義はなく、成分の由来で安全性が決まるわけではありません。ウルシだって、完全に天然ですからね。

化粧品の「12M」の意味は?使用期限と開封マーク

「12M」と書かれた、ふたの開いた小さな容器のマークは、開封後使用期限を表しています。開けてから何か月間品質が保たれるか、ということです。EUでは、未開封で30か月を超えて品質が保たれる製品に表示が義務づけられているので、多くのジャーやチューブで見かけます。それより短い製品には、代わりに使用期限の日付が書かれています。12Mは開封後1年以内、6Mは6か月以内に使うという意味です。

米国のルールはもっとゆるやかです。FDAによると、化粧品に使用期限を書くよう義務づける法律はないので、書かれていない製品も多くあります。医薬品にあたる製品は別で、日焼け止めやニキビ治療薬は使用期限の表示が必要で、安定性も試験されているので、その日付はしっかり守りましょう。

それ以外のものは、開けた日付を油性ペンで底に書いておき、ラベルに何と書いてあっても、色やにおいが変わったものは処分しましょう。いちばん短いのはマスカラです。ブラシが使うたびに菌を容器の中に戻してしまうので、メーカーはたいてい2か月から4か月としています。容器マークと印刷された日付の両方がある?それなら、早いほうに合わせましょう。

日焼け止めのラベルには、これに加えて独自の表示があります。日焼けの原因になるUVBにはSPF、UVAには販売される地域によって違うマークがつきます。くわしくはSPF30と50の記事で解説しています。

1分でできるラベルチェック

  1. 裏返す

    事実は裏側に書かれているので、表側はひとまず置いておきましょう。

  2. 最初の数個の成分を読む

    それがその製品のおもな中身です。お金を払っている目当ての成分は上のほうにありますか?それとも最後のほう?

  3. 医薬品の欄を探す

    日焼け止めやニキビ用の製品ですか?「Active Ingredients」が、専用の欄で最初に書かれています。

  4. 香料をチェック

    肌が反応しやすいなら、香料、parfum、精油の名前を探しましょう。

  5. 日付を確認

    使用期限か開封マークを探して、開けた日を底に書いておきましょう。

製品の正体がわかったら、そのタイプ(角質ケアの化粧水、ナイアシンアミド美容液など)としてマイシェルフに追加しましょう。Nubiaがルーティンの正しい位置に入れてくれます。

すぐわかるQ&A

未開封の化粧品にも使用期限はありますか?

はい、ゆっくりではありますが劣化します。熱は防腐剤を分解して菌が増えやすくするので、暑い車の中や湯気のこもる浴室に置いた未開封のボトルは、引き出しにしまったものより早く劣化します。

使用期限が切れた化粧品は危ないですか?

効きが落ちるだけのことも多いのですが、防腐剤は時間とともに分解され、細菌やカビが増えやすくなります。なので、開封して時間がたち、においが変わったクリームは使わないでおきましょう。日焼け止めやニキビ治療薬は、期限までは効果があるように試験されていますが、期限を過ぎたあとのことは試験されていません。

無香料のクリームなのに、においがするのはなぜですか?

成分にはそれぞれ独自のにおいがあり、無香料とは香りのためだけに加えたものがないという意味です。花やかんきつ類のような強い香りがするなら、成分リストで植物のオイルを確認してみましょう。

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出典

  1. Cosmetics Labeling GuideU.S. Food and Drug Administration、閲覧日:2026年11月5日
  2. Fragrances in CosmeticsU.S. Food and Drug Administration、閲覧日:2026年11月5日
  3. Using Cosmetics SafelyU.S. Food and Drug Administration、閲覧日:2026年11月5日
  4. Shelf Life and Expiration Dating of CosmeticsU.S. Food and Drug Administration、閲覧日:2026年11月5日
  5. Cosmetic products labellingHealth Products Regulatory Authority (Ireland)、閲覧日:2026年11月5日
  6. A re-evaluation of the comedogenicity conceptJournal of the American Academy of Dermatology (Draelos ZD, DiNardo JC, 2006)、閲覧日:2026年11月5日
  7. Hypoallergenic CosmeticsU.S. Food and Drug Administration、閲覧日:2026年11月5日

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